全熱交換機の設置不良によるトラブル
本文に入る前に《全熱交換機》について説明を少し。
耳慣れない単語ですが、《ロスナイ》といった方が、分かる方が多いかもしれません。
機械本体の内容は換気扇ですが、室内の暖かい空気をだだ排出するのは、エネルギー的にもったいないということで、
このロスナイは、
中から外に排出する空気と同量を外から中に取り入れて(新鮮な空気を外から入れる)それと同時に熱を交換して、空調させた新鮮な空気を室内に入れる機械です。
例えば、冷房が効いている部屋を換気したいとか、逆に暖房が効いている部屋を換気したいとかという場合に選定します。
メンテ用のふたを開けてびっくり。虫と蚊の死骸だらけ。これはおかしいと直感的に思い、実際空気を排出している外を確認したところ、施工不良を確認しましたので、ばらしてフィルターを清掃します。 この原因を取り除かないといくらメンテナンスしても同じです。
まず、外部のフードから
↑ ごみを全てきれいに取り除いて復旧します。
↑ ロスナイ本体です。 ロスナイフィルターを取り外してきれいに吸い出します。
↑ 取り外したロスナイフィルターは、これからさらに細かくばらし きれいにしていきます。
こんな感じです。
組み立てて復旧していきます。
試運転すれば、運転音が全然違うのがすぐわかります。
換気扇に関しては、このような業務用のロスナイに限らず、一般家庭についていえば、キッチンについている《レンジフード》なんかだと、皆さん気にするのですが、他に換気扇というと、例えば、ユニットバス トイレ さらに各お部屋にも一台づつ付いているご家庭もあります。 それらのメンテナンスを怠ると同じようなことが起こりうりますよ。