汲み取りトイレを水洗化にしました。 外部には浄化槽を設置しました。
トイレリフォーム A邸 五所川原市
汲み取りトイレを水洗化するためには、まず、排水(汚水)をどのように処理するのかが、最重要になります。
一般的に、2通りあります。
①下水道に接続する。
②合併浄化槽を設置する。
①の下水道の詳細は割愛させていただきまして、
②の合併浄化槽については、五所川原市の合併浄化槽の助成を使っての工事になりました。
合併浄化槽は汚水だけではなく、雑排水といわれる生活排水も流入し処理していきますので、処理水の多さから、比例して浄化槽も大きいです。(過去にあった汚水だけ処理する単独浄化槽と比べて)
合併浄化槽の埋設工事と外部排水管敷設工事を終え、排水を流せる状態になった段階で、トイレのリフォーム工事に入ります。
リフォーム前は写真の通り汲み取りトイレです。
今回のトイレリフォームコンセプトは、
Aさん宅の家族構成として大家族の部類にはいるので、男子トイレは残すこと。
また、お年を召したおばあちゃんもご健在ですんので、手すりは必須。
そして、今まで使いにくかった丸型のドアノブをレバー式に替えて、ドアの開け閉めをスムーズにすること。
さらに、トイレを廊下と同じ高さにする=いわゆるバリアフリー=にすること。
以上4点。
もちろん、よろずプランマーお得意の断熱施工は当然必須工事となっています。
女子トイレです。
手すりはあえてL型手すりではなく、トイレの入り口から、手すりにつかまりやすいように、I 型手すりを使いました。
フローリングは、凡用品ではなく、水まわりに使っても良い専用のフローリングです。
男子トイレです。
男子トイレは、(少し写真では分からないのですが、)配管スペースとしてバックライニングというふかし壁を作りました。
これは、外壁に給水管を直に配管しないで、バックライニングに配管することによって、凍結も予防でき、さらに、小さな棚にも使用できるという優れものです。
女子男子トイレ共、床を廊下と同じレベルにしたので、ドアを全体的に下げました。
さらに、レバー式へドアノブ交換をしました。
毎日使うトイレなので、いつまでもきれいにストレスなく使って頂きたく、建材を選定しました。
どうしても、おしっこ等の飛びちりがあって、普通のフローリングでは数年で表面が剥げてくるもので、そうすればせっかくのリフォームが台無しになります。
水まわりは、建材の選定。そして、機器の配置が最重要になります。
是非、予定のある方はご自身で判断せず、専門家の意見も参考になさって下さい。