屋根の塗装と外壁の塗装 そして、外壁シーリングの打ち直しを行いました。
屋根塗装
屋根の塗装と外壁の塗装の依頼をお受けしました。
塗料と言ってもグレードによって耐久年数と値段が違います。 アクリル<ウレタン<シリコンの順で今はその上に《フッ素》が登場しています。 アクリルではMAX7年位。 一方フッ素ではMAX20年(・・と言われていますがまだ誰も確認できるだけ発売から年数が経っていない。)
「高いけど耐久年数も長いからフッ素がいい」 とは 当店では説明しません。
お客様からお声が掛かれば、その建物の状況とお住まいになっているお客様のライフサイクルによって、塗装でいいのか、外壁や屋根を張替る方がいいのか、塗装の場合はどのグレードがいいのか。 出費の大きさを鑑みて総合的に判断していきます。
今回は、外壁・屋根とも状況が非常によく、家族構成から言っても、ここ30年以上お住まいになる予定ですので、
シリコン塗装を提案させて頂きました。 シリコンは一昔前までは最上位塗料。 耐久年数はメーカー資料で10年位まで。 きちんと施工すれば10年もつ。と実証的に確認されているし、近年値段も下がってきてるのでおススメ。
塗装という工事は、最後は見た目勝負みたいなところがあって、そのせいで手抜きや悪徳?業者が蔓延りやすい業種でもあります。 塗装屋さんの営業マンなどが、この塗料いいですよ!耐久年数が長いですよ! といくら 聞こえのいいセールストークを繰り広げても、それはその会社の利益を過大追及しているためであり、実際行う現場では、とにかく下地処理の勝負です。 この下地処理を怠れば、いくら仕上げがシリコンだといっても、数年でサビが上がります。 そして数年後には再度塗装。 仕上げられてしまうと、見た目全く分からなくなります。本当に塗装は、信頼されてなんぼの世界。。
今ここで、きちっと錆止めを(特に末端部分)行えば、傷をつけない限り、シリコンだと耐久10年越えます。(錆止めの前工程として、研磨洗浄も行います)
下地処理さえ完璧に行えば、あとは 天気と相談して 一気に進めます。
外壁塗装
下地の大切さは、屋根塗装の時に記しました。
その下地について、外壁ではどうかというと、《シーリング》の劣化の有無に該当します。 当然クラック(ヒビ)などの処理も大事ですが、これは処理するのが当たり前。 シーリングの状態が住宅の良さを決めると言っても過言ではありません。 今回のお客様のお宅は築15年。 実は、シーリングの耐久年数はとっくに過ぎています。(約10年) 見た目はなんともありませんでしたが、ここで処理せず外壁塗装してしまうと シーリングの劣化が目に見えて、雨漏りの原因になります。
一度シーリングを全て取り除いてから、新しく打ちなおします。(実はこのシーリング作業は大変重要ですから、外壁塗装をお考えの方は注目ポイントです。)
窓まわりはもちろん、水切りまわり、それと外部コンセントやフードまわりなども必須で施工することが大事です。
そして外壁塗装へと移るわけですが、工程として 洗浄ークラック処理ーシーラー処理(1回目)-中塗り(2回目)-上塗り(3回目)になります。
なお、外壁塗装に関して 外壁材の素材が数種類あります。
- 窯業系サイディング
- モルタル
- 金属サイディング
- タイル
現場によって塗装よりも、金属サイディング系のカバー工法がいい場合もあります。
外壁リフォームする場合は、いろんなやり方があるということを覚えておいても損はありません。