湿気で腐食した内装を撤去し、リフォームしました
口コミでご紹介頂き、この度寝室のリフォームをお受けしました。
その寝室は、多量の湿気のため内装材がボロボロになっていまい、とてもそこには寝ることができない状態にまで腐食していました。
湿気だけでは腐食は進まず、必ずそこにはカビの存在があるのですが、その中のクロカビ(総称)は人間にとって大敵です。
【クロカビ】をいかにして住居に発生させないか。
昔の日本人は住居を造るときは、そこに重きを置いていました。 カビの怖さを経験値で分かっていたと思います。 だから、昔のお宅は隙間だらけで寒いんですね。
極力お金を掛けたくないということで、いろいろ検討しました。
リフォーム工事でお金をかけない方法として、撤去材を発生させないことが挙げられます。
ですが湿気の原因を突き止めなければまた元の木阿弥ですので、兼ね合いが難しい。
リフォームを進めていくうちに、どうも外壁側の床接地面があやしい。
たまたま雨が降った時に、外から内部に雨が浸入しているのが確認されて、確証を得ました。
これで一安心。
外壁面の止水処理と補修を施し、内部内装へと工程を移します。
おそらく、雨が降るたびに内部へ侵入し、下地材にしみ込んで腐食していったのだろうと思います。
新しく造作する内装は、雨(水分)によるカビの影響がなかった一部のかべはそのまま残し、その上から下地をまわし、間に断熱材を埋め込む手法をとりました。
写真にはありませんが、もちろん天井にも床にも断熱材は入れてあります。
完成です。
窓枠とドア枠も新しくまわし、最低限のリフォームでしたが、寝室として復活しました。