トイレリフォーム・水洗化
毎週末遊びに来るお孫さんの為に、トイレを水洗にし洋式トイレにしたいとのご相談です。
現場を見に行ってまず最初に驚いたのは 写真のように配管された給水管。
他の業者に、台所の給水管を取り替えた際、いずれトイレも水洗化しよう思い一緒にトイレにも配管させたものの、夕方仕事から帰ってきたら このありさまだった・・・というお話でした。
いくら機能性が大事とはいえ、これでは見た目も美しくなく、お金のとれる仕事ではありません。
施主様もお怒りでした。だからこの業者だけにはお願いしないと思ったそうです。
築40年以上のお宅です。施主様はタイルが好きとの事で、タイルを生かしたトイレをご希望です。
壁のタイルがはげ落ちないように、(カベに影響がないように)慎重に床を壊し配管を立ち上げます。
床を全部壊すと壁のタイルに影響するので、最小限に留め既存のレベルに新しくタイルを貼ることにしました。 写真にはありませんが、和式便器を撤去したあとは、全て砂で埋め戻しをしています。
新しく貼ったタイルは、濡れても滑りにくく防汚効果のあるタイルをチョイスしました。
最初にあった青い給水管には、保温材入りのアイボリーの化粧カバーを取付 便器をセットして完了になります。 ちなみに、この便器は場所柄とても寒いところなので、凍結防止のヒーター付き便器になっています。
トイレへのアプローチも今回の施工範囲。モルタル打ちっぱなしでしたが、こちらもトイレ内と同じタイルを貼りました。トイレは水を掛けてジャブジャブ洗えるようにドアも新しく耐水性のフラッシュが貼られたものに交換しました。
《下水道への配管・接続》
次は下水道への接続です。
まず、長い間使用した便槽にお神酒を捧げ、砂埋め戻し処理します。(便所の神様に感謝です)
Iさんのお宅の公共ますは、コンクリート製。
今は樹脂製がほとんどですが、以前はコンクリート製の公共ますがほとんどでした。
【公共ます】とは、敷地内排水管と公共下水管との接続ポイントになるところです。 下水道が完備されているところでは、おおよそ敷地内に設置されてます。
このコンクリート製の公共桝に向かってトイレの汚水、台所・風呂等の雑排水の配管をしていきます。
既存の公共桝と既存の宅内からの配管の勾配を取るのは毎回苦労します。
下水道に接続する際は市町村長に届け出る必要があります。
提出する書類は基本は施主様ご自身で申請することになっていますが、専門的な知識がないと書けません。図面の添付もありますし。当方では施主様のご了解を得て全てこちらで代行させて頂いております。
提出書類は全て控えを取り施主様にも保管して頂いております。また、市町村長による着工前現地調査、完成後完成検査にも責任を持って立ち会ってます。