タイル張りの浴室お風呂をユニットバスで寒さ解消
つがる市で 浴室お風呂からユニットバスにリフォーム
「 寒くてお風呂に入るのが億劫だ。ユニットバスにリフォームしたい。」
と依頼がありました。
お伺いするとリフォームするお宅は築40年。お風呂はタイル張り。ところどころタイルが剥がれ、補修の跡も。
特に冬は寒かっただろうと思います。
タイル張りのお風呂が寒い理由
タイル張りのお風呂が寒い理由。
防水性に優れているタイル張りは決して悪い素材ではありません。理由は当時の素材と施工内容です。
40年以上も前となると、寒さを断熱する材料がそもそも厚みが薄く、標準は50㎜ですので、断熱性能が格段に悪いのです。
断熱材が入っているのはまだ良い方で、ここ青森でも全く入っていないお宅もあるくらいです。というのも、当時は断熱という概念が無かったとう話も伺ったことがあります。 当時は燃料代は非常に安かったと思いますので、寒かったらガンガン暖めればよかったからです。
浴室お風呂からユニットバスへリフォームする際、がっちり断熱されているお風呂場でした。というのは、ほとんど記憶がありません。
ユニットバス設置は足固めから
ユニットバスの設置方法は、2種類あります。
- コンクリートを打ちその上にユニットバスを置く
- 土台に架台を渡して、その上にユニットバスを置く
どれを選択するのかは、施工業者の考え方に寄るところが大きいですが、リフォームでは出来る限りコンクリートを打って、その上にユニットバスを置いた方が良いと私は思います。
- 古いお宅の水まわりに関しては、土台が腐食している場合がほとんど。
- 浴室お風呂のようなスポットリフォームでは、土台腐食に関して、全交換はできず、腐食部分を補強+防腐剤塗布で対応せざるを得ない。
- 補強はあくまで補強なので、その土台には、ユニットバスを載せる架台は置きたくない。
以上の理由から、当よろずプランマーでは、もちろん現場によって例外がありますが、ほとんどの現場でコンクリートを打ってからユニットバスを設置します。
ユニットバス本体は断熱性能は全くなし。
上の写真は、ユニットバスのカタログです。
ユニットバス本体は標準納入ですと、保温材なしの選択になります。 本体に保温を施すためには、写真のようにオプションとして選択しなければいけません。
さらに、オプション選択したとしても、青森県に設置するには保温レベルが貧弱なので、さらに家の構造部に断熱を施します。
カベの断熱は100㎜ 重みで下がらないように、細かいピッチで止めていきます。
ちなみに左の写真は、同時に脱衣所もリフォームした際の床断熱です。
住宅構造カベ部に断熱材を施し、ユニットバスのオプションとして、断熱保温を選択するのが最善の選択です。
チラシでパックでユニットバスリフォームを宣伝している場合は要注意です。必ず確認しましょう。
ユニットバス自体は発熱しません
ユニットバス自体は放熱しませんので、何もしなければ寒いままです。 寒いままというより、外周に施す断熱材は温度の移動を断つ材料なので、温度が下がりにくいという意味です。
そこでオプションとして選択されるのが、暖房乾燥機です。
単相100V200Vがラインナップされていて、タイマー運転すれば、入浴時暖かいユニットバスに入ることができて、より快適になります。
また、プラズマクラスターが搭載されている機種もありますので、だんだん進化していますね。
ユニットバス組立 完成 全体工期は最短10日間
断熱を施した後は、引き渡しに向かってまっしぐらです。
全体的な工期は10日間くらいです。 写真のように脱衣所も含めるとさらに2日位伸びます。
ユニットバスへ取替えたい・リフォームしたいという理由として、一番多いのは「寒い」というものです。
浴室お風呂が寒いとヒートショックが一番心配になりますので、せっかくリフォームすのならば、きっちり断熱して少しでも暖かい(温度が下がらない)浴室お風呂のリフォームを目指しています。