タイルカベ浴室からユニットバスへ リフォーム
浴室お風呂リフォーム
タイルカベ タイル床の浴室で補修しながら 今まで入浴されていたのですが、この度お風呂を沸かす風呂釜が故障し、お伺いしました。
浴室リフォームするきっかけ
風呂釜は修理不能で、取替えしかなかったのですが、お風呂に入る不便さもありました。
①冬になるとすごく寒く お風呂に入るのがつらい。
②80過ぎのおばあちゃんがタイルで滑ってケガしないか心配。
③夏はシャワーを浴びたい。
④浴室のカベがカビで汚れて汚い(体にも影響がでる)
というお悩みをお持ちでした。
これがいい機会ととらえて、ユニットバスへリフォームしたらいかがでしょうかとご提案させていただきました。
浴室リフォームは設置前の工事が一番大切
風呂釜から給湯ボイラーへ切替と配管保温
今まで風呂釜で入浴されていましたので、お湯の配管がありません。 一から配管していきます。
給湯管は銅管が慣例です。 今は時代が進み、架橋ポリエチレン管が主流になっています。
架橋ポリエチレン管は、強度がありやわらかいので施工性が上がります。 一方で銅管同様凍結に弱い。
そこで、架橋ポリエチレン管の場合は、凍結予防対策として保温材をダブルで施工します。
ユニットバス本体の荷重を建物にかけない
ユニットバスを設置するには 2通りの方法があります。
①土間コンクリートを打設し、その上に置く (標準)
②土台に金具を取付け(吊金具)、その金具に乗せる (2階設置用)
2世帯住宅など、2階にユニットバスを置きたい場合は、②の金具を取付けます。
ですが、中には材料費を安くするため、1階にも金具を取り付ける業者がいます。手間が全くちがいますから。
新築工事では、吊金具はまぁまぁ許せる範囲だと思いますが、リフォーム工事では、いくら土台を補強したからと言ってその土台+金具にユニットバスを乗せるのはリスクが大きすぎます。
ユニットバス本体重量+浴槽水量+人間一人 では 500㎏以上になるため、土台が腐ればアウトです。
土間コンクリートの場合は、4方の基礎に配筋を打ち込み面で荷重を分散させます。また木造構造体と縁が切れているので、建物が歪んでも変形してもユニットバスに影響がありません。
ユニットバスに断熱性能を任せない
ユニットバスのカベ4方面+天井面に断熱材を施します。
この断熱工事がほぼ浴室リフォームの決めてといっても過言ではありません。
ユニットバスは標準では、かべ天井パネルに保温材はありません。オプションになります。
またオプションといっても、かべには15㎜のスチロールと天井には10㎜のグラスウールと非常にひ弱に見えます。(何とかならないものかといつも思いますが)
断熱は大は小を兼ねますので、建物面に断熱材100㎜を打ち込み+ユニットバスオプション保温で、施工します。
あとは設置するだけ
ユニットバス設置自体は1日。 キレイで快適なユニットバスが出来上がります。
さらにもうひと手間。
もともと寒さに我慢できないというお悩みでしたので、窓に内窓を取付けます。
外気温をまともに受けるのは、浴室であろうが、居間であろうが 開口部である ”窓”です。
窓をないがしろにすれば、他の部位でいくら断熱をしようが、ダメです。
今では、窓の断熱性能が格段にあがりました。
ペアガラスは標準化され、窓枠も熱が伝わりにくい樹脂化しています。 今新築されている方は、選択肢が多くすごく恵まれていると思います。(性能に比例して値段の高い安いは当然ながらあります)
話はもどって、今回のリフォームでは、今までと同じ1枚アルミサッシのままですと、寒いし結露するしでリフォームの意味をなしません。そこで、内側にもう一枚窓をつけて、2重窓にします。 費用対効果は抜群です。
工事費用
ユニットバス=1616サイズ(1坪)LIXIL
給湯ボイラー 追焚付 コロナ
浴室解体 廃棄物処分費
給水給湯工事 水抜栓取替え
土間工事
断熱工事
内装工事
一部脱衣所内装工事
換気扇・電気工事
ユニットバス設置工事
諸経費+消費税
150万円です。
なお、同じ工事内容でも、現場状態によって費用は変化します。
参考程度の金額として参考にして下さい。
ユニットバス関連の他の記事もあります。 参考にどうぞhttps://purannma.com/category/unit-bath/